KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

Verkehr






今回はベルリンの交通機関について書く。


ドイツ、オーストリアは日本の交通機関とは違うところがあり、初めて海外旅行をする時など困る可能性が高い。

なので最低限でも知ってもらおうと思い、今回このテーマにした。


ドイツ、(ベルリン)の事で書くので、他の都市、他の国がどうかは定かではないので注意して欲しい。


オーストリアも似ているが少し異なるので今回は補足程度で書いていく。




ドイツ、オーストリアで電車に乗ろうとすると、日本人にとって最初はかなり違和感がある。


改札口がないのだ。


そう。チケットを買わずとも誰でも簡単に電車に乗れてしまう。

これはバスもトラム(日本で言う路面電車)でもそうで、チケットを持っていなかったとしても誰でも使える。


ただドイツ、オーストリアでは、コントローラーという定期的に電車やバス、トラムでチケットを持っているかチェックする人がいる。


このコントローラーに確認された時にチケットを持っていなかった場合は60€(ウィーンでは105€)の罰金になる。


買ったのに無くした、忘れた、などの言い訳は通用しないが、定期券を忘れた場合は、後日そのコントローラーから渡される紙に書いてある住所に持っていき、定期券を見せる事で罰金は少し減らされる。


チームメイトや友達で、チケットを全く買わずにコントローラーに会った時に罰金を払っている。と言う人もいたが、確かにそれでも1ヶ月、2ヶ月は無料で乗り続けられたという事もあるので、それはそれで良いのかもしれないが、常にコントローラーに会ってしまうのではないかというプレッシャー、変なソワソワ感を持ちながら交通機関を使うのはおススメしない。


コントローラーに制服などはなく、見分けるのは至難の業なのだ。


なので当たり前ではあるが、交通機関を使う時はチケットを買う事を勧める。


チケットは片道券、一日乗車券、定期券(月毎、年毎)、グループ券など種類が多い。


そして日本とは違い、駅毎に値段が違う訳ではなく大きくゾーンを分けて、そこで区別している。

これはベルリンのマップ

f:id:KentaSato:20190729175759j:plain

自分がどこの駅にいて、どこの駅に行くのかを見るが、またそこがどこのゾーンに区別されてるのかを見る。


Cゾーンはベルリンの外になるので、旅行者はほとんど使う事は無いかもしれない。

ベルリン観光、ベルリンで生活を始めるならばABのチケット、定期券を買えば問題ない。


例えばABのチケットを買ったとすれば、上のマップのAとBのゾーンを電車、バス、トラムと何でも自由に使う事が出来る。


そのABゾーン限定で朝10時以降のみ使用可能の定期券がある。

それは59.10€と、1ヶ月だいたい6000円で電車、バス、トラムが使いたい放題。日本で普段生活していたらかなり安く感じる。

学生は学生用の定期券があり、範囲も広く値段も安くなっている。


ABゾーン内の片道券は2.70€、ABゾーン一日乗車券は7€となる。

他にも回数券、グループ券、旅行者用の1週間券など、複数人や長期で使えるチケットもあり、またお得になる。


このチケットで大事なのが、スタンプを押す事。

定期券はスタンプは必要ないが、例えばそれ以外のチケットを買い、スタンプを押さずに電車に乗りコントローラーに見つかった場合はチケットを持っていないのと同じ扱いになり罰金になる。


なのでチケットを買ったら必ずスタンプを押す事。

スタンプは、そのスタンプを押した駅名とその日時をチケットに記すもので、どこの駅からいつ乗ったのかを証明しなければならない為である。


バス、トラムにコントローラーが乗ってる場合は少ないが、バスから降りた瞬間にコントローラーにチェックされる場合もあるし、運転手にチケットを見せる場合もあるので注意が必要だが、バス、トラムにはチケットを買う販売機があり、またスタンプを押す機械もあるので、もし忘れていたら買えるチャンスがある。


このように日本とは違い、知らないだけで罰金のリスクがある。

自分も何度かチケットを買えなかった時にコントローラーにチェックされた事がある。その時は何とか、機械の不具合を伝えて許してもらえたが、特に日本人にとって海外では分からない事も多く、言葉も分からない場合が多い。

そういった中でも最低限の知識があれば何とかなる場合もある。


今回はベルリンの話をしたが、ベルリンに行く際は今回書いた事には気を付けて欲しい。


今回書けなかったが、ドイツで使っていた交通機関のアプリ、またオーストリア交通機関、ドイツとオーストリアの食や観光スポットなど海外旅行や移住を考えてる人達に向けた記事も書いていこうと思う。



f:id:KentaSato:20190729184937j:plain