KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

喋る癖



今日はキャンプ最終日。


子供達とバスやトラムを使って移動する事もなく、今までと比べると少し楽に感じた。


長かったようで短かったこのキャンプも、かなり大変だったが振り返ると良い経験ばかりだったと思う。


もちろん疲れはあるし、またキャンプの手伝いをやりたいとは思わないが、それでも充実感はある。


日本にいる時から子供は好きで、子供達が自分の名前呼んで手を振ってくる姿を見ると凄く嬉しいし、気軽に話しかけて来る子も多く、コーチになってくれと言われたのもあり良い思いをさせてもらった。


過去に日本でコーチの仕事を手伝った事があり、今回のキャンプを経験した事で、コーチの仕事も凄く良いと感じた。



それとやはり自分は人と関わっているのが好きだというのを改めて感じたし、特に相手が楽しいとか嬉しいと感じてくれている時に凄く幸せを感じる。


これは相手が子供に限った事ではなく、友達や家族も、自分と何かする事で喜んでくれるのが1番幸せだ。


もちろん、自分がサッカーで結果を出す事で喜んで欲しいし、その為にやるべき事は多いが、今回このキャンプを通して色々と感じる事が出来た。


この経験はサッカーに活きる。


今回のキャンプでは、コーチという立場で参加させてもらったが、子供達に注意する事が多く、特に公共機関を使う時には厳しくする必要があった。


自分のドイツ語は全然完璧ではなく、上手く伝えたり答えられない事は少なくないが、喋らないといけないシチュエーションだと頭をフル回転させて、知っている単語を絞り出して喋る。


これも繰り返していくと喋るのが当たり前になり、普段の生活、キャンプ以外でも喋る事に何の躊躇もなくなった。


これは自分にとってかなり重要で、何か言いたい事があっても、自分が喋らなくても良いという言い訳等が完全に無くなり、自然と発言する回数が増えた。


その為、最近の練習でも多くの選手に話しかけるようになったし、トレーニングの内容を見て、どういう意識や考えで動くべきなのかをわざわざプレーを止めて全員に言ったりもした。


これはドイツにいた時には全く無かった事で、チームメイトといても喋らなくて良いなら喋らないし、出来れば喋りたくないと思っていた。


今はずっと喋りたいし、常に誰かと話しをしている。



ドイツでは自分が喋り出しても発音や文法が少し変だとすぐに笑われたし、なかなか意見したり話せるような環境でなかったという事もあるが、語学に自信があったようで無かったのかもしれない。


今のチームメイト、監督、コーチはしっかり耳を傾けてくれるし、ちゃんと聞いてくれているから本当に話しやすい。


ドイツを経験したから楽に感じるのかもしれないが、これは自分にとってチャンスだ。


これからもガンガン話しかけていき、誰にでも自信を持ってドイツ語が話せますと言えるようにしたい。


キャンプを通して学べた事は多く、やはり何事も経験する事と、積極的に、またポジティブに取り組むと自分にとって良い経験値となって返ってくると思った。


一見めんどくさい事や、大変な事は自分にとって成長するチャンスだ。



これからも自分の幅を広げるため、またサッカーのためにも頑張りたい