KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

Risiko oder Sicherheit



プレジデントと話しをした。


テーマはもちろん夏から始まるシーズンについてだ。






先日ブログに書いた通り、HBOとの提携を視野に入れた話がある事も話したのだが、正直あまり受け入れてくれそうな感じでは無かった。

お金の関わる事であり、彼にとっても悪くない話だったのだが、ポジティブに受け取っているようには見えなかった。


と言うのも自分が夏からのシーズン残るか残らないかの方が気になっていたようで、この話も二の次という感じはしていた。




なので割とすぐに話は自分の事になった。


自分は他のチームへ行きたいが、その為に練習参加をしなければならず、まずはそれを許して欲しいと伝えた。



それに対し彼はこう言った。

それは出来ない。ただで住ませているのに他のチームへの練習参加に行くのはありえない。それなら家賃として金を払ってくれ。


もしお前が他のチームへ練習参加してダメだった場合も戻ってこれるかは分からない。

練習参加すると言うならすぐに代わりを探さなければならないし、選手以外にもここに住みたいと言っている人もいる。



お前はチームにとって重要な選手で昨シーズンの結果も内容も特別だ。だからただで住ませているし給料だってコーチとしてだって他の人とは違う扱いをしているんだ。



本来なら言ったように10日までに答えを聞くと言ったが、今週末までにする。YesかNOかの返事を今週末までにしてくれ。










少し過去を振り返る。



ドイツ1年目は冬からだった。当時所属していたチームからは家とお小遣い程度の給料を貰っていた。

半年後の夏に移籍する事は考えていて、それを当時のチームのバーで働いてる人やファンの人達に話すと、同じ街の1つ上のリーグに所属するチームのトライアルに登録してくれた。




2、3日ほどだったかハッキリ覚えてないが、割と目立っていてすぐにコーチから話しかけられたのを覚えている。


バー当てや最後のシュート練習的なメニューを何故か自分だけチャンスが多くあり、記録が良くなかったメニューをやり直せたりと、他の選手達とは対応が違うのを感じたしチームが欲してくれていると思った。



当時もビザの期限が割と迫っていてどうにかしなければならない状況だった。


トライアル終了後、コーチに条件など聞かれた時に家とビザが必要だということは伝えた。

そのチームは以前からブラジル人を取っていた事もあり、その辺の対応も慣れていたのだが、それでも移籍を完了させて全てやってくれていたのだからラッキーだった。




今も当時と同じ様な状況だが、経験がそうさせるのだろうか、コーチやプレジデントが全てをサポートすると言ってくれたのもあるからなのか、今のところチームに残るという選択肢の方に手が伸びている。


もちろんドイツ1年目の当時とは状況が似ているが、知り合いが助けてくれた事でブラジル人が住んでいた事もビザをやってくれる事も分かっていた。それは大きな事で、今の状況で言うと他のチームからの練習の詳細は未だに送られてきていないし、家と給料を出してもらい、ビザもやってもらうとなると厳しいように感じてしまっている。



ただ家やビザ、給料を全部出してくれるチームに移籍すると断言して行動するという選択肢をすぐに選べないところにも若干情けなさを感じてしまっている自分もいる。



まだ何日か時間はあるが、しっかりとまた考えたいと思う。