Training, Bundeswehr
今日はオーストリアの有名なテレビ局がサッカーのトレーニングの映像を取るということで、昼前に練習した。
集められたのは10人で、しっかりとルールを守ってのものだった。
と、テレビの前ではそう言ったが、ほぼ守れていない。
挨拶は握手やハグをしない。
手でボールを触らない。
お互いに2メートルの距離を取る。
朝10時にロッカーへ集まり、ユニフォームを着て練習すると前日に言われていたのだが、チームのWhatsAppグループでプレジデントが皆に聞いたところ、希望者が少なく自分も半ば強引に参加させられた。
プレジデントはテレビに映る事、すぐにサッカーが出来る事で盛り上げていたようだが、みんなにはそこまで響かなかったようだ。
自分は敷地内に住んでいる事で、こういった欠員が出た時、また何か起こった時に真っ先に頼まれてしまうのは仕方ないが、かなりキツい。
昨晩から降り続けた雨も気温を下げ、冬のような気候での練習だった。
メニュー的に言うと、
ボール回し
サッカーテニス
シュート練習
の3つで、テレビに映るというところが全面に押し出されていた感は否めない。
練習前に監督がみんなの前で気を付ける点を話したのだが、そこにテレビが集中して練習が始まったら実際2分くらいで撮り終えていた。
自分達はその後もリフティングなどの、お互い距離を取って出来る事を1時間弱やって終わった。
久しぶりにみんなと会ったが、これだけ久しぶりだと嬉しい気持ちにもなった。
ただ、若い選手の会話はかなり速く感じたし、聞き取るのが少し難しいと感じてしまった。
後に残った人と話し、あれは何の事だったのか、これはどういう意味か、など聞いてから理解出来たが、その場ですぐに理解出来ない事が割とあり、まだまだ勉強しなければならないと感じた。
それにオーストリアにも徴兵制度のようなものがあり、7ヶ月はその訓練の為に行かなければならないらしい。
1人チームメイトはあと6ヶ月残っているらしく、今シーズンでそれを消費する為にもう来れないと思うと言っていた。
韓国にそういうのがあるのは知っていたが、オーストリアにもあるとは知らなかった。それもなかなか厳しいらしく、重要なサッカーの時間を失ってでも行かなければならない事に少しかわいそうな感じがした。
とりあえず今日からスポーツ施設などが解放され、またサッカーが出来るという嬉しさと、ルールに縛られて満足に出来ないもどかしさがあるが、良い方向に向かっているのは確かであり、また禁止されて警察に怯えながらトレーニングする毎日を過ごす事のないように祈っている。
今日は10時から練習と言われていたが、大した練習は出来ないと思い、6時に起きて8時から筋トレをした。
練習が終わってから睡眠をとり、これから筋トレとドリブルなどしていこうかと思う。
来週はとりあえず火曜、木曜が練習となっている。
その前に明後日にはプレジデントに言わなければならないし、まずは自分の気持ちをしっかり整理する。
良い方向に進む事を願い、悪い方向に行ったとしてもそれをしっかり受け止めて進む。