KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

カップ戦3回戦



今週は水曜日と日曜日に試合があり、昨日はカップ戦3回戦で相手はひとつカテゴリーが上の、現在リーグ1位のチーム。


結果は0-2の敗戦となった。


自分は3-4-3の右ウイングでフル出場した。


クロアチア3部で首位を走るチームという事で個人的に楽しみであり、一泡吹かせてやろうと思って臨んだ試合だったが、相手をリスペクトしすぎた戦術で試合を進める事となり、いつも通りではあるが難しい試合になった。


3-5-2のフォーメーションで戦っていてもほぼ5バックのような形になるのは現代フットボールでは普通であり、相手が強豪であればカウンター狙いの戦術は当たり前とも言えるが、今回の試合では自分ともう1人のウインガーも下がるほぼ7バックというやり方で進めた。


自分の経験上、5バックであればサイドチェンジやどんな攻撃でもある程度は守れるイメージだったが、まさか自分もディフェンスラインに混ざり、攻め込まれている際にはペナルティエリアに入るくらいまで下がるとは思っていなかった。


これは監督からの指示であり、ある程度行ける距離や高い位置を取りつつプラスを掛けていきたかったのだが、ひたすら下がるよう要求された。


前半は0-0で終了したが、相手が綺麗にシュートを打つ事にこだわっていたおかげとも言えるし、セットプレーではほとんどフリーで打たれていた。


ハーフタイムでは監督からGOODだと言われたが、ここまで下がったところで攻撃のチャンスはほとんど無く、PK戦まで耐えるだけの狙いだったのかと思うほどだった。


後半も同じ様に試合を進めていたが、集中力や体力の問題なのか次第に相手にチャンスが増え失点してしまった。


0-1になった状態でも攻め上がる事やプレスを前から掛ける訳でもなく、自チームの中盤の選手のミスから2点目を入れられた。


その後も大した変わりはなかったが、何故負けていても変わらずにゲームを進めたのか、選手交代で途中から入ってくる選手の質も悪く何も出来ないような状態だった。



個人的には最初に書いたように相手に一泡吹かせてやろうと思っていたし、良いプレーをしてオファーを貰うくらいの活躍をしたかったが、こうも守備にパワーを使わなければならない状況ではなかなか難しかった。




相手はさすが3部の首位だけあって上手いと感じた。

グラウンドが悪くても早いパスを正確に止めるのはもちろん、前を向いたりダイレクトのパスで上手く繋ぐ技術のレベルもかなり高かったように思う。


味方との兼ね合いや選手の質ももちろん差はあったが、こういった中でどう目立っていけるか。

他の選手との差をどこでつけるのか。


そこが自分にとっての課題であり、下部リーグでやっている以上はそこが永遠の課題であると思う。




膝の状態はだいぶ良くなったが、未だに痛みは消えておらず、今日もまた後半からのイメージだったがフルで出場した。

試合後には痛みが増してきているが、ケアをしっかりしてどうにか帰国するまでは多くの時間プレー出来るよう準備したいと思う。


今回こうやって3部のチームと試合出来た事は自分にとっての収穫であり、今週の日曜日にはまたリーグ戦もあるため、そこで上手くやれるよう意識したいと思う。