KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

モヤモヤ



昨日はリーグ戦第12節、ホームでの一戦は1-1の引き分けに終わった。


自分は4-3-3のFW真ん中の位置で先発、後半右ウイングで15分ころ途中交代、イエローカード1枚。


自分達はリーグ下から3番目の順位でどの試合もほぼ格上との戦いとなるが、この試合もまた難しい展開になった。


前半はほとんど自チーム中盤でボールを失い、全く形にならないような展開で進み、相手は簡単にプレー出来ていたと思う。


4-3-3の中盤3枚はボランチ2枚とトップ下1人の形だったが、トップ下の選手はほぼトップの自分と変わらない位置にいる時間が長く、また相手はブロックを作って守るような形だったためDFからMFにボールが渡ってもそこから上手く捌けていなかったし、失う回数が多く失点も時間の問題だった。


トップの自分としてもMFが不甲斐無い分ボールを受けようとしていたが、ボール保持者の顔が上がらないため動き出しも難しく、なかなかボールを受けれるような状況ではなかった。


また左右のFWも失う回数が多く、攻撃はたまたまサイドを抜けた時やゴリゴリ突破したくらいで、効率良くゲームを進める事など全くなく、自チームミスから前半1失点。


左WGの選手と自分は位置を変えても良いと監督から指示があったのだが、左WGの選手は体力的な問題でキツくなると代わってくるようなポジションの変わり方で自分としても困ったような形だった。


自分が左サイド低い位置でボールを受けた時に痺れを切らしてドリブル突破を試みたが、1人2人交わしたところで取られた。


そのプレーはハーフタイムで良い評価をされており、普段練習からもドリブルやシュートはやっていけというような監督からの評価は試合でも変わらないのだと確信したところだった。


中盤の選手はキックもキープもほとんどミスだったが交代は無し。ミスの多さからよく1失点で済んだといったところだったが、自分的にはこういった状況でも失う事はほぼ無かったと思うしチームの中でも良い出来だったと思う。



後半に入り自分が右サイドの位置になったのだが、いざボールを受けるとパスコースは無く、ドリブルで仕掛ける以外の選択肢は無いようなものだったが、相手の守備は組織的にちゃんと守られており難しいと感じた。


一度ドリブル中にグラウンドのボコボコ具合から後ろにいってしまったのが相手に奪われてカウンターの形になってしまったのをファウルで止めてイエローカードを貰った。


その後もなかなかボールも回ってこず見せ場も無いまま1枚目の交代が自分だった。


中盤の選手やFWの選手でもミスが多かったり体力的に走れていない選手もいる中で何故自分が交代なのか分からなかったが、イエローカードを貰った事もあり仕方ないのかもしれないと自分を納得させた。


自分と交代で入った選手がアシストをし、チームは何とか引き分けで試合を終えた。


先週、今週と前半は上手くやれているが後半に入って消える時間が長かったり、良いプレーが出来ていないのは自分としても課題であるが、チームメイトのパフォーマンスと比べて自分が劣っている事は客観的に見ても全く思わない。


ミスが多く失点に絡んでいるような選手を出しても自分を代えるまで評価が下がっているという事なのか、この辺は色んな要因が絡んでくると思うが、圧倒的な実力があれば交代される事はない。


そういうところで自分はここにきて圧倒的な実力や信頼を得ていないということなのだと思う。


練習でのパフォーマンスは関係ない。

試合でどれだけチャンスを作れるか、結果を出せるか。

外国人として現地の選手と比べた時にもっとやれることを証明しなければならない。


ここまでやりづらい事はなかなか無いし、試合後にスタッフやファンからも批判のような事を言われる環境もなかなかない。


ここでプレーするのはあと2試合。何があっても2週間しかない。


悔いを残さないようやっていくしかない。

やはり海外でプレーするのはカテゴリーが低くても簡単ではないと改めて実感している。


こんな状況も楽しみつつ、またこういう状況も1発で変えられるのがサッカーでもある。


自分がやってきた事は間違いではなかったのだと証明し、次へ繋げたい。

また明日から次へ向けて準備していく。


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