KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

Kaputt gemacht



自分のチームには色々な国籍の選手がいる。


その事には別に驚きはしないし、過去にもそういったチームでプレーした経験もある。

違う国でプレーした経験もあるため、自分にとっては何事でもない。


だが、様々な個性がぶつかる事で起きる現象は多く、また難しい事が多い。


1人アフガニスタン生まれの選手がいる。

彼は過去にウィーンでプレーし、スウェーデンでもプレーし、現在に至る。


そして今のチーム事情は決して良いものではなく、監督やコーチ、チームメイトはほとんどがこの夏から知り合い、チーム経営からスポーツディレクターなど本当に新たなスタートのような形で始まったのだ。


シーズン前の練習試合や練習から、ある程度はどのようなチームなのかが分かっていたが、ここに来てエゴイスティックな部分が目立ち始め、不満やストレスなどネガティブなものばかりが目に入る状況になっていた。


更に先ほど上げた1人のアフガニスタン生まれの選手は、他の選手がくだらない事をしたり、言ったりすると過剰に反応して練習をストップさせたり、練習内容を理解出来ておらず、その度に注意すると自分が正しいと主張して止まらない。


練習でファウルや過剰なタックルはやめろと主張するも、そう言う本人は過剰なタックルばかりで、パスを中心にゲームを進めようとしてもシュートばかり打つような感じなのだ。


全員が彼に不満を持っていて、一度練習後にロッカールームで話し合いになったのだが、その後も変わらず。


ついに昨日は練習後にゴール運びやボール、マーカーの回収を全員でする決まりなのにも関わらず、1人早々とロッカールームに戻っていった。


そしてコーチ陣は彼を追放する事に決めた。


彼はもう二度とチーム練習に合流出来ない。


恐らくもう誰が何と言おうと変わらないのだろうが、それでも自分は他の選手よりも関わりが多かったため、引き止めようとしたし、自分なりに精一杯伝えたつもりだったのだが無駄だった。


世界には日本では考えられないような選手、人が多くいる。


これからどうなるか分からないが、色々な経験をした上でこれからの自分に生かしていければ良いと思った。


彼くらい強い気持ちがあっても良いと思うが、それは周りの人達を不幸にするし、チームにとって悪い流れを生んだ。


彼が抜けたチームはこれから良い方向へ向かうのか分からない。


それでも自分は毎試合集中して良いプレーと成長を意識してやっていく。