KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

Dürfen wir noch nicht



昨日はU14の練習の後にトップの練習だった。


18時から19時半までがU14の練習、トップが19時から練習だったため、U14のコーチに自分は途中で抜けるよう言ったのだが、U14の選手が多く1人では見切れないから残ってくれと頼まれたため長めに残らなくてはならなかった。


トップチームは自分が来た時には既にウォーミングアップを終え、リレー形式の走りのトレーニングの最中だった。


コーチ陣に挨拶をし、自分は1人でウォーミングアップをしてから参加した。



昨日も10人ほど練習参加として知らない選手が来ており、合計でまた30人ほどいたと思う。


その人数を3つのグループに分けてトレーニングした。


ボール回し、シュート、パスと火曜日に行ったメニューとほぼ同じだったが、選手の質が変わると練習の質も変わる。


ボール回しのトレーニングでは、ある選手が加わると全く回らなくなるし、逆にその選手が守備に回ると永遠にパスが繋がった。


回され過ぎて嫌になると気持ちも切れて次第に動きも悪くなる。


どっちにしろそういう選手がいる事で練習の質は下がってしまう。



パスの練習は単純なメニューだったが、短い時間でも集中力が続かなかったりミスが多かったりと質の悪さを感じた。



未だに距離を空けてのトレーニングだがサッカーの練習が出来る事やチームメイトと話せる事は嬉しい事だ。

ただ他の選手との兼ね合いでその練習の質や充実感が左右される事にストレスを感じてしまう自分がいた。


去年から感じている事だが、やはり練習の度に感じるこのストレスは場所を変えなければ解決される事はないだろう。





周りの選手の移籍の話はどんどん進み、来シーズンも残る選手、残らない選手はある程度把握してきた。


選手によって考え方や持っている選択肢は様々だが、それでもやはり思うのは自分の意思がしっかりしていると言う事と、16〜17歳くらいから先を見て考えている選手が多く、その辺りも日本とは違うと感じた。


16〜17歳といえば日本だと高校生だ。

高校1、2年生の時にカテゴリーは違えどトップチームでプレーする事、またそのチームのリザーブでプレー出来る事がどれだけ良い経験になるか。


Jユースや高校サッカーでは、一度入団、入学すれば3年間は移籍など考える事もなく、その中でトップか下のチームかという事になる。


ヨーロッパでのこの環境は、活躍すればトップチームでプレー出来る、良いチームに移籍出来るというモチベーションに繋がる。


リーグとしてもしっかりオーガナイズされており、親や友達が多いにしても観客やスカウトの目は必ずある。




自分が専門学校でやっている時に関しては観客はほぼ0、大きい敷地に他のコースや学科で大人数いるもののサッカーの試合を観に来る人は本当にいなかった。


アウェイではロッカーやシャワーも無く自チームと相手チーム、審判がいるだけのような感じも少なくなかった。


何に繋がる訳でもなく、ただ昇格と降格をかけての試合で、そこに上に行くモチベーションがある選手は数少なかった。



海外に行くなら早い方が良い


というのはこういった環境面に早いうちから身を置き、勝負の世界でハングリーに戦い続ける事や戦う方法を身につける事において日本にいては感じられないものが多いからだと思う。


今自分はU14の練習を見ているが、自分が中学2年の時は練習前に罰走のような走りをした後にリフティングで指定された方法で言われた回数が出来なければ練習に参加する事も出来なかった。


はたしてそれが本当に良いトレーニングなのか、コーチは何を意図してやらせていたのか今となっては疑問に思う。



この世界でたらればは無く、今更昔話をしても意味は無いのだが、こういった海外での経験から自分の過去を見直すと海外に行く事を勧めるのは自然の事だろう。







昨日の練習を終えて、ここまで考える事になるとは思わなかったが、これからはあまりネガティブな事を書かないように気を付けてブログを続けたいと思った。