KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

Tor und Zukunft



昨日はカップ戦。

自分達の試合前からキッズの試合があり、まさにサッカー漬けのような感じの1日だった。


自分達の試合の為にあらゆる準備が行われ、ビッグイベントと言っても過言ではなく、このような舞台になるとは思ってもいなかった。


ウォームアップから胸の高鳴りが凄く、この1試合に懸ける想いというのは自分だけでなく、チーム全員が本当に強かったと思う。


不安やネガティブな感情は全くなく、自分はとてもワクワクしていた。


やはり格上と言う事で自分達はベタ引きのカウンター狙いだったのだが、前半こんなに時間が経たないものなのかというくらい長く感じた。


それくらい守備に費やす時間と体力は凄く、本当にキツかった。


だが、ボールを持てばやれるという気持ちと魅せてやろうという気持ちが強くなっているのに気付いた。


この苦しい時間さえも楽しんでやろうと、心では常に楽しめていたのだ。


前半を終えて0ー0。


後半始まってすぐに味方DFとGKの連携ミスから失点し、悪い流れになるかと思いきや、そこからもチーム全体として戦えていたし、自分もボールを持てば何かやれるという気持ちが前半から続いており良い感じでやれていた。


何よりも前半から相手が自分に対してファウルを連発しており、自分のドリブルやプレーを嫌がっているのが分かっていたから余計に楽しくなっていたのだ。


そして86分。

味方からのロングボールに抜け出し、難しいバウンドしたボールだったが、何故か凄く冷静で観客の歓声を聞こうとしたし、相手GKの位置をパッと見て決めてやると心で強く思って振り抜いたシュートはポストに当たるくらいの良いコースに転がっていった。


観客の歓声が物凄く聞こえたのと、ベンチから飛び出してきたチームメイトの方に行くと何人が自分に飛び付いてきたのか分からないくらいもみくちゃになり、潰されてよく分からなかったが、今までに無いくらい興奮した。


いつも以上に観客がいた事もそうだが、本当にここまで興奮したのは初めてだと思う。


その後は立て続けに2失点し敗北したのだが、興奮が治まらず、この記事を書いている今でも少し興奮が蘇る。


試合前から相手は強い事が分かっていたが、やれる気はしていたし、やってやろうという気持ちが強かった事もあって本番に強い自分を信じて良かったと思った。


それでもまだこの試合はW杯やCLのような舞台と比べると本当に小さい1試合でしかない。


自分はまだまだ上に行けると改めて感じたし、それを現実にしなければならない。


自分が大きく変わった訳ではなく、これまでの積み重ねがようやく結果として出てきたのだと思っている。


それをこの1試合で終わらせる気はさらさら無いし、まだまだ積み重ねていかなければならない。


こんなところで満足する事はなく、この冬、次の夏で大きくステップする為にはまだまだ足りないところは多い。


数ある試合の中の1試合であり、また勝った訳でもない。

改めて今週末のリーグ戦に向けて準備していく必要があるし、結果を出し続けていかなければならない。


しっかり地に足を着け、続けていく。