KentaSato’s blog

欧州蹴球日記 in Croatia

Was gut war



昨日はトップの練習だった。

昨日と来週2回の練習で練習参加という形を終えるということで参加者が多かったのか、昨日は40人ほど選手が集まった。


最初にそれを2つに分け、ボール回しとウォーミングアップを行った。


そこからゆっくり負荷を上げていき、全体を4つのグループに分けてトレーニングした。


自分のグループは比較的質の良い選手が集まったため、悪くない感じで終える事が出来たが、1人ドイツ語が話せない選手がおり、ルールを理解出来ない事で何度か練習が止まってしまっていた。


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この画像のように、ドイツは日本とは真逆に位置しており言葉への依存度が高い。


ドイツの時に学んだのは、どんな状況でも分からない事があればガンガン質問するし、とにかく何でも言うし質問するということで、それに対しては常にウェルカムで質問せず理解出来ていない事が一番良くないのだ。


ただそれが当時ドイツ語が出来なかった自分にとっては苦しかったし、理解出来ない自分に対して周りがイライラしてるのも感じていた。



昨日の練習でドイツ語が出来ず、1人で練習参加に来たため知り合いもおらず、練習のルールも分からず続けているその選手を見て過去の自分を思い出した。


フォローしたかったが、ずっとドイツ語で喋っている環境で急に英語に切り替えられるほどまだドイツ語も英語も上手くないのと自分から距離があったため出来なかった。


そういう時にフォロー出来てこそ自分の経験は役に立つと思ったし、これから同じ様な状況の選手がいたら意識して助けるよう意識したい。



ただコーチや英語の出来る選手が何度も説明していたが、他の選手はそれを見て呆れているような感じだった。

ドイツ語が出来るか出来ないかで選手からの評価はかなり変わるということ。



外国人としてサッカーするには、言葉の壁という大きなハンディキャップがあるため、それを遥かに凌ぐ実力を見せなければならない。


そうでなければチームから獲得したいと言ってもらえない。


特にドイツ、オーストリアではドイツ語が出来るか出来ないか、また主張したり意見交換が出来るかどうかで選手間の信頼やコーチ陣からの評価も上がっていくと思う。


それは本当に感じていて、楽しい雰囲気の時やちょっとした時間でふざけあったり冗談を言い合えるくらいコミュニケーションが取れるか取れないかでパスが回ってくるかこないか、遊びに誘ってもらえるかもらえないかなどが大きく変わる。


ドイツの時は何故か他の日本人よりも話しかけられる事が多かったり、チームで静かにしててもイジられたりする事が多かったが、それでも文法や発音で笑われる事が嫌であまり喋らないようにしたり、遊びなどに誘われてもほとんど断っていた事もあり、あまり深い仲にはなれなかったと思う。


もちろん自分の性格やそういった事を理解して良くしてくれた人も大勢いたが、今ほどチームメイトと意見交換した事はないと思うし、今ほど練習中やロッカーで喋った事もないと思う。



昨日の練習ではそこそこ納得のいく内容だったが、そういった周りを見て感じた事も多かった。


とにかく言う、質問する、聞くというのはドイツ語圏では大事でそれが仲の良さや言語の上達に繋がっていく。


これから先どんなチームへ行ったとしても自分なら上手くやっていけると思う。





今日はU14の練習が無くなり明日になった。

レーニングの内容やプランをまた考えてこれからやっていく。